「やめて」・にげて・はなして。身内から子どもへの性犯罪:被害者から加害者になった私・犯免狂子が精神治療から学んだこと

4歳から父の猥褻・母の体罰が「愛情表現」と教わり、混乱の吐口としてきょうだいに性的・精神的な加害をしていことを治療中に自覚。3つの気づき:①家庭内で子どもへの性犯罪が、加害者の「無自覚」のうちに起きている。②性被害を否定することは、自己防衛本能が正常に作用しているからだが、否定し続けても苦しみは増す一方である。③被害を認めて精神治療を初めないと、被害者も「無自覚」のうちに自他を傷つけ加害者になってしまう可能性が高い。精神疾患「複雑性心的外傷後ストレス障害(C-PTSD)」歴35年以上。

【20】引越の理由と国分寺のパワスポ

東京から出たい私が、訳あって都内で2人暮らし用の賃貸物件を見つけて引越すために、気になった町を探索しながら、東京の良さを再発見していく過程の記録をはじめました。

 

都内から脱出したい理由は、放射能汚染の中心地から近すぎて、内部被曝の心配が拭いきれなくて怖いから。本来大好きな食事も神経質にならないとできなくてストレスが溜まるから。自由がきけばいっそのこと九州に移住してみたい。せめて西日本のどこか。

 

東京で物件を探している理由は、パートナーが東京に住みたいというこだわりがあるからだ。

 

住みたい場所が異なるなら、別居すればいい話だ。長年、別居していたし、今後も別居の可能性は十分ある。ただ、今までの経験上、ボランティアで地球を一周しようが、異国で就職しようが、地方へ移住先を探しに行こうが、どこへ何しに行こうが、結局、彼の元に帰える自分がいた。

 

実家が無いに等しい私にとって、いつでも笑顔で「いってらっしゃい」「おかえり」と言ってくれる彼の存在は、私の心の拠り所。同棲用の物件を探しているのは、彼と一緒の暮らしを更に楽しくするため。西日本の拠点探しは諦めていないが、足元を固めてからの方が良いと痛感したため、今は大人しく都内に限定して探している。

 

都内といっても新宿より西か南西に限定している。その中で前から住みたいと思っている駅は阿佐ヶ谷。活気がある商店街の多さと芸術的な雰囲気が好き。西荻窪〜吉祥寺間も文化的で美味しいものが多くて好き。しかしいずれも家賃相場は予算オーバーしてしまう。国立〜立川も街並みや利便性に魅力を感じる。町田は市から出なくてもなんでも揃う充実ぶりなのに家賃相場が比較的低いのが良い。ときわ台駅周辺も街並みが小綺麗で気持ちがよいと思った。物件探しを始めから降りたことのない駅に下車することが増え、改めて東京の広さを実感している。正直、吉祥寺より西はもっと田舎だと勝手に想像していた。

前回は、国立市の民主主義が色濃い歴史を地元に住む方から聞いて、感銘を受けた。

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今回はその隣駅、国分寺に下車した。目指したのは、「Cafe Slow(カフェスロー)」。南口から徒歩9分ほどの所にある。想像以上に広い空間の中にカフェ、フェアトレードのコーヒー販売エリア、イベントスペース、量り売り・プラスチックフリーのエリア、エコ・マーケットなどがある。量り売りのコーナーはアメリカの高級スーパーなどでよく見かけるが、日本では初めてお目にかかった。店の裏は畑になっていて、小川が流れていて、看板に偽りなしのゆったりくつろげる空間で、スパイスチャイを注文した。
テーブルにはカフェの代表・吉岡淳さんが出した本「しあわせcafeのレシピ」が置かれていて、そこには、東日本大震災の後の日本の在り方への想いも書かれていて、共感することが多かった。吉岡さんはユネスコNGOに30年ほど勤めていたらしく、この場所が醸し出す日本を超越したグローバルな雰囲気にも納得した。カフェスローの生い立ちについては「スローなカフェのつくりかた:暮らしをかえる、世界がかわる」に書かれているということで、私も読んで生き方のヒントを得ようと思う。

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実は以前からカフェスローの存在を知っていて、ずーっと機会があれば行ってみたいと思っていたが、なかなか国分寺駅に降りる機会がなかったから行けなかった。が、それは間違いだったことがわかった。「国分寺駅に下りることがないからカフェスローに行けない」のではなく、「カフェスローに行くために国分寺駅を下車する」方が正しい考え方。そう思うくらい、ここは国分寺のパワースポットなのではないかと思った。訪れた時間が遅かったから30分しか滞在できなかったし、その後、国分寺駅周辺の他のスポットを巡った訳ではない。大げさに聞こえるかもしれない。だけど、私はそのように感じくらいここのパワーを感じとった。

 

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