「やめて」・にげて・はなして。身内から子どもへの性犯罪:被害者から加害者になった私・犯免狂子が精神治療から学んだこと

4歳から父の猥褻・母の体罰が「愛情表現」と教わり、混乱の吐口としてきょうだいに性的・精神的な加害をしていことを治療中に自覚。3つの気づき:①家庭内で子どもへの性犯罪が、加害者の「無自覚」のうちに起きている。②性被害を否定することは、自己防衛本能が正常に作用しているからだが、否定し続けても苦しみは増す一方である。③被害を認めて精神治療を初めないと、被害者も「無自覚」のうちに自他を傷つけ加害者になってしまう可能性が高い。精神疾患「複雑性心的外傷後ストレス障害(C-PTSD)」歴35年以上。

【11】新居で迎える満月の朝

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6時過ぎに目が覚めた。

 

東の空をあかね色に徐々に染まってゆくのが南の窓から見える。

 

小鳥の囀りが聞こえる。

 

ここは都内にあるシェアハウスの一室。

 

昨夜は少し寒かったけど、ダウンと厚手のウールを着込んだら、ぐっすり眠れた。

 

大通りの騒音に悩まされない暮らし、窓から朝日を感じられる暮らしがいかに幸せなことか。

 

普通なことがいかに幸せなことか。

 

そんなことを感じる満月の朝。

 

新月からの願いは叶った。