「やめて」・にげて・はなして。身内から子どもへの性犯罪:被害者から加害者になった私・犯免狂子が精神治療から学んだこと

4歳から父の猥褻・母の体罰が「愛情表現」と教わり、混乱の吐口としてきょうだいに性的・精神的な加害をしていことを治療中に自覚。3つの気づき:①家庭内で子どもへの性犯罪が、加害者の「無自覚」のうちに起きている。②性被害を否定することは、自己防衛本能が正常に作用しているからだが、否定し続けても苦しみは増す一方である。③被害を認めて精神治療を初めないと、被害者も「無自覚」のうちに自他を傷つけ加害者になってしまう可能性が高い。精神疾患「複雑性心的外傷後ストレス障害(C-PTSD)」歴35年以上。

【11】引越し先で初の朝食

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良い朝だ。

 

わくわくが絶えない町で、落ち着く部屋で目覚めた今朝。

 

今日の計画を立てていると、8時半には日差しが部屋に差し込んできた。

 

よし!今日は彼のいる第一拠点から、食材などの必需品を持ってこよう。

 

お腹も空いてきた。

 

朝ごはんと言えば、平飼い卵のTKGだけど、引越したてなので、道具も食材も揃ってない状態を利用して、モーニングをした。

 

この町は週末や祝日は特に人で溢れかえると聞いている。実際、いつ来ても人が多い。

 

今日は土曜。町で最も高評価なベーカリーで何か買って行くことにした。

 

開店直後の9時に到着し、行列を覚悟していたが、すんなり入れた。

 

オススメのクロックムッシュのクワッソンを2つ注文。

 

イートインするか聞かれたので、思わずハイと言った。

 

ひとつは持ち帰りすると伝え、2階に案内された。ドリンクの注文を聞かれ、しまった、と思った。

 

早く、彼に焼き立てのパンを届けたいのに、優雅にコーヒーを飲んでる場合じゃない、と思った。けど、2階の広々としたカフェスペースはカップルが二組だけ。普段はきっと待ち時間が長いうえ、人の声で騒がしいのだろう。でも、今ならホテルのモーニングのようなゆっくりとした時間が流れてる。

 

カフェオレを始めからテイクアウト用のコップに入れてもらい、待ってる間、クロックムッシュのクワッソンをフォークとナイフでいただいた。カリカリ、音がいい。

 

カフェオレは砂糖を入れなくても美味。

 

彼に家の近くの駅まで迎えに来てくれる?とメッセージし、店を出た。彼はわかりました、と即答。

 

直後、駅ではなく、駅近くの川沿いで待ち合わせようと追伸したが、すれ違った。

 

彼は私より早く駅に着いたようで、待ったうえに待ち合い場所を変更されたことで不機嫌になっていた。

 

日当たりの良い公園で食べることを勧めたが、彼は家で食べたいということで、帰宅した。

 

彼はクワッソンを食べながら想像以上に美味しいと言って機嫌を直してくれたので、私は一安心した。

 

私がベーカリーが思いの外混んでなかったことを伝えると彼は彼の見解を述べた。

 

「みんな新作のポケモンして夜更かししたからでしょ。」

 

「だからなのかなー。あなたも夜更かししたの?」

 

「うん」

 

「なるほと、だからか。あなたが不機嫌になる時は決まって寝不足な時だから、おかしいなと思ったんだよね。」

 

「それは貴方が待ち合わせ場所に来なかったから」

 

「ごめんなさい。ということは、普段なら例のベーカリーで並ぶような人も遅くまでポケモンやってたから、このクワッソンを食べれなかったってことなら、貴方は両方が叶って幸せ者だね♪」

 

こういうことを「恩着せがましい」というのは知ってるけど、私はとにかく機嫌で楽観的だった。連日、質の良い睡眠をとって心に余裕が少しずつ持ててきたからだろう。

 

睡眠の質は大事。