【24】誕生日に自分のためにできたこと
誕生日の日に自分のためにできたことを振り返ってみる。
イカスミリゾットを頂いた
前日から予約を入れておいたので、入店もスムーズで、席に着いてから料理ができるまでに少々時間がかかるということだったので、『旅するように生きてみたら』を読んで有意義な時間を過ごした。
出てきたリゾットもちゃんとお米の芯が感じられ、味付けも良く、美味しかった。量的にはちょっと足りないくらいで、イイダコのトマト煮も頼もうか迷ったけど、食後にスイーツも食べたかったので、腹八分目に抑えておいた。
店員さんの対応も良く、気持ちの良い食事ができた。
純喫茶で読書
ショートケーキが評判でテイクアウトのみの店まで歩こうか、近場で座れる喫茶店でスイーツと紅茶をいただこうか、迷いながら街をぶらぶら歩いた。ショートケーキがゆっくり食べれるカフェがあれば最高なんだけど。でも、そもそも苺の旬が春だと考えると、私はクリスマスケーキの広告に踊らせられているだけなのかもしれない。もっと今の季節に食べるべきフルーツのケーキがあるとすれば、どんなケーキがいいだろう、などと考えながら。
途中、家具屋に入って店員さんとおしゃべりしたり、古着屋に入って洋服を見て回ったり。これ!というケーキが見当たらなくても、心は充実していた。
結局、座って読書がしたい気持ちの方が優先され、気になっていた純喫茶に入ることにした。
決め手は、そこのプリンが美味しそうだったことと、コーヒーだけでなく、紅茶もあるということ。
店内には男女一組しかいなかったけど、間も無くお客さんが立て続けに何組も入ってきて、たちまち満席状態になった。他人の話し声が気になるので、耳栓をして、本の続きを読んだ。
作者の有川真由美さんの文章を読んでいると、まるで、将来の自分の話を読んでいるような錯覚を覚える。彼女の人生経験とかぶることが多いだけでなく、人生の考え方もとても似ていると感じた。本は読み終わったので、改めて感想文を書いてみたいと思うが、将来の自分から応援されているような感覚になって楽しかった。
帰り道に寄り道
日が暮れそうになった頃、喫茶店を出て、帰り道に寄り道した。
眠気を感じ始めていたので、もういいかげん寄り道は終わりにしようと思いながらもついつい気になる店を除いてしまうほど誘惑の多い街で、私は歩いているだけでも楽しい。
大好きなスーパーのオーガニック路線の店舗に初めて入って、アメリカのオーガニックスーパーに思いを馳せた。きっとこの店舗を企画した人は実際にアメリカのオーガニックスーパーに足を運んで色々と研究したに違いない、などと勝手に妄想。
商店街にある帽子専門店では好きな色のベレー帽を発見し、試着。素材はメリノウールで、サイズもぴったり。衝動買いはしないと決めているので購入には至らなかったけど、購買欲は確かに刺激された。
本当は夜、気になっている居酒屋に勇気を出して入ってみようと計画していたんだけど、眠気があったので、今回は見送ることにした。
何も買わずに家に帰っても楽しみはたくさん準備してある。
自分へのプレゼント
第二拠点に帰ると、以前から欲しかった鬼おろしが届いていた。
フリマアプリで美品として出品されたもので、半額で購入。箱を開けてみると、竹製の歯の一部が若干削れていた。実は、掲載された写真を見て気になった点ではあったのだけど、ぐらつきはなかったので近々、試しに大根を擦ってみようと思う。
先日気になった漫画『女子刑務所へ入っていました』も届いていた。どんな異世界が展開されるのか、気になる。
自分の誕生日を初めて祝った
今日は自分の誕生日なので、自分のための日にしようと思いながら、街をぶらぶらした。けど、どうしても「これは彼が喜ぶだろうな」「これは弟が喜んでくれるだろうな」などと他人へのプレゼントとしてのアイディアの方が頻繁に浮んでいることに気づいた。今日は敢えて他人へのプレゼントは買わないと意識しないとついつい買ってしまいそうだった。
他人の好物は、把握することを心がけている方だと思うけど、自分が今ここで欲しているもの・ことには鈍感だったりするので、これは今後の課題として取り組んでいこうと思った。
そんなこんなで今日は自分の誕生日を祝おうと意識したものの、普段と大差ない一日だった気もする。本当は予約の取れないけど数年前から念願の寿司屋で数万円のおまかせをいただいたわけでもなければ、食べたかったショートケーキを食べたわけでもない。誕生日の日に一番やりたかったことができたのかどうか?と聞かれると微妙なんだけど、私にしては上出来かなと思ってる。
というのも私は自分の誕生日は毎年、仕事をしてきたほどのワーカホリックだったからだ。自分の誕生日を意識して祝うなんて数年前からの発想で、実際に実行に移せたのは今年が初めて。だから慣れていないのも仕方がない。
でも、大丈夫。私は自分の誕生日をこの1ヶ月かけてじっくり祝うと決めているので、時間はたっぷりある。やりたかったことを重点的に、自分が好きなものやことを再確認していく大事な作業を「誕生月」という口実を使って、より実行に移しやすくしていける気がする。