【26】朝食に 誕生ケーキ 師走の日
ハテナブログさんが「『ちょっといいこと』ありましたか?」と聞いてくれているのだけど。はいはいはい!「ちょっといいこと」あります!あります!
誕生日の翌日であった昨夜、勇気を振り絞って「自分だけのためのケーキを一切れだけ買って持ち帰った」私。
今日、その念願のケーキを独りで食し、至福の朝を迎えた。
昨夜、ケーキを買ってすぐにでも食べたかったが、「自分だけのためにケーキを一切れだけ買えた」喜びをブログに書き残したくて、食べることはそっちのけになり、そのまま就寝。
でもそれでよかった。なぜなら私は、ケーキは「朝」食べるのが一番好きだから。空腹で体が糖分を必要としているからなのか、ティータイムや食後よりも幸福感が鮮明な気がしている。
ショートケーキは、安定の旨さだった。苺の酸味と瑞々しさ、ほんのり甘くコクのある生クリームと、ふわっふわなスポンジの黄金比が奏でるアンサンブル……。
世にはいろんな美味しいケーキがあるけど、必ずショートケーキに戻ってくるのは、この絶妙な味覚のバランスと、視覚を魅了する華やかさも関係があるのだろう。
低温長期焙煎された希少珈琲豆カフェショコラを交互に口に入れると、永遠に食べられるのではないか、と思う。
が、ケーキ腹八分のところで、最後の一口になった。嗚呼、名残り惜しい。けど、すぐに食べちゃう。
ご馳走様でした......。
そして、ケーキのコスパの高さを改めて実感した。
今回のケーキは約700縁だったのだが、700縁でこんなに満足度の高い外食は、東京ではなかなかできない。
ということは、よっぽど外食してみたい飲食店がある時以外、基本的には自炊して、その分、今より頻繁にケーキを食べれば、かなり満足度の高い食生活が送れるのではないだろうか。
リソースをケーキにアロケート......財源を洋生菓子に分配せよ。ということか!
嗚呼、しあわせの余韻の心地いいこと。
「おひとりさまケーキの醍醐味」を一言でいうなら「タイミング」だと思う。
ケーキに限ったことではないけど、「誰かと一緒に食べないと」という縛りがあると、自分が食べたいものを一番食べたいタイミングでなかなか食べれなくなってしまう。
でも、そのような先入観から解き放たれ、人目を気にせず生きれれば、いつでも「あ!このケーキ美味しそう!イートインないけど、1個だけ持ち帰っちゃお」ということが容易にできる。直感に従って自分らしく生きられるということだ。
ずっとやりたかったことをする。これを自分の課題にしよう。衝動的な買い物や行動よりも、念願の何かの方が暖められた年月の分、行動に移した時の満足度が深いことが最近パターンとして視えてきた。
そうなれば、ずっとやりたかったことリストを作って、行動に移すのみだ。勇気が必要なことばかりだと思うけど、こんなに感動できる瞬間が増えるのなら、楽しみだ。
ありがとうございました。