「やめて」・にげて・はなして。身内から子どもへの性犯罪:被害者から加害者になった私・犯免狂子が精神治療から学んだこと

4歳から父の猥褻・母の体罰が「愛情表現」と教わり、混乱の吐口としてきょうだいに性的・精神的な加害をしていことを治療中に自覚。3つの気づき:①家庭内で子どもへの性犯罪が、加害者の「無自覚」のうちに起きている。②性被害を否定することは、自己防衛本能が正常に作用しているからだが、否定し続けても苦しみは増す一方である。③被害を認めて精神治療を初めないと、被害者も「無自覚」のうちに自他を傷つけ加害者になってしまう可能性が高い。精神疾患「複雑性心的外傷後ストレス障害(C-PTSD)」歴35年以上。

【16】できたこと・感じたこと

第一拠点にいる彼の元へ行く前にフリマアプリで売れた出品物を郵送。満月の効果か、4点売れたことは嬉しかった。

 

一方で先日、1ヶ月前に冷凍保存しておいた寒鰤が、食べた時にガス臭かったのは、冷凍焼けによって脂が酸化していたことが発覚。私は朝からその件で憂鬱だった。

 

魚屋さんに教えてもらって通り、みりんと醤油漬けにしておいたのに。「冷凍すれば正月まで数ヶ月は持つ」と言っていたのに。なぜ。うちの冷凍庫が古いからなのか。それにしてもショック。

 

カマ2つ、切り身3つ、結構な量だ。せっかく極上の天然の鰤を年末に食べるのを楽しみにしていたから、あっさり捨ててしまうことができなかった。

 

ネットで検索したら、「酸化したものを元どおりにすることはできない」と当然らしいことが書かれていたり、冷凍焼けしても塩水に着けたり、生姜やニンニクで味付けたり、揚げれば大丈夫」などと書かれていたり。結局、美味しく食べられるの?食べられないの?と、この答えを探るべく「あわよくば美味しく食べられる定」でネットに書かれていた臭み消しを試してみた。

 

ジップロック内で冷凍焼けした鰤のカマに塩を多めにかけて、水を注いだ。

 

でも結局、食べれないほどに劣化していたら、お昼のメインがなくなってしまう。昼前から冷凍焼けした鰤の救出に賭けるのはリスクが高すぎる。ということで、消費してしまいたかったベーコンのブロック、男爵芋とエリンギをニンニク油で炒めて塩胡椒。それにご飯と味噌汁。鰤のことがショック過ぎて、炒め物を作るときもイライラして、途中でニンニクを焦がしてしまった。私的にはワクワクしない主菜だったけど、食べてみるとなかなかいけた。

 

食事の後、冷凍焼け鰤の実験に引き続き取り掛かった。

 

ペーパータオルで水気を拭いて、ニンニク油で表面を焼いた。焼きすぎて焦げた。けど、これが功を期したよう。というのは、カマの表面の焦げた部分は酸化した味を拭いきれなかったけど、焦げていない中の方の身はとても美味しかったから。焦げた表面を取り除いたら、味見しながらと言いつつ箸が止まらないほど美味しかった。冷凍焼けは表面に止まっていたということらしい。極上の鰤がまるまるダメになったわけではなくて本当によかった。

 

やっぱり数ヶ月間の冷凍は、いくら魚屋さんに勧められても、うちは1ヶ月を限度に食べてしまおう。魚屋さんは業務用のいい冷凍庫をきっと使っているんだろう。

 

もともと冷凍保存って、冷凍焼け意外にも、食べ忘れや、解凍時間や、ドリップの問題など、あんまり得意な保存方法ではなかった。

 

でも、最近ハマっているユーチューバーさんは冷凍保存とレンジを華麗に活用していて、感心する。

 

私も適度に手を抜きながら美味しい料理を食べたいので、真似させていただきます。

 

夜勤明けの彼は目をショボショボさせながら、趣味のゲームも珍しくほとんどしないまま、18時にはベッドに入った。

 

部屋は煙でいっぱいになってしまっていたから、私は、換気扇を強でつけておいた。そのおかげで、大通り沿いにあるアパートから聞こえる自動車の騒音が揉み消され和らいでいた。それにしても寝るには、換気扇の音が大き過ぎたので、弱くしてから、私も第二拠点に帰らず、そのまま寝ようとした。でも換気扇が弱いと今度は外の騒音が揉み消されないまま、換気扇も音も確実に聞こえるので、私は眠れなかった。彼はいつになくスヤスヤ寝ていた。

 

私が第一拠点から第二拠点に重点を移したのは、この騒音が極め付けだった。寝れないということは、故障したケーブルでスマホを充電しようとするようなもの。一見、充電しているように見えても、バッテリーは減る一方。そんな状態が何日も何ヶ月も何年も続いて、正気でいられる方が凄いと思う。彼はその環境でも問題ないらしいが、実際問題、私が鬱になったり、イライラしたり、気が狂ってしまったり、回り回って彼にも影響が及ぶ。

 

換気扇を回せば寝られるかもという淡い期待も外れ、私があの部屋で熟睡することは、やはり、できなかった。