【8】春分の シャンティフレーズ 目白駅
目白駅が最寄りで新宿区下落合にある銘店パティスリー「エーグル・ドゥース 」の「シャンティフレーズ」を頂いた。一口目から、そのしっとり感に驚かされた。苺もさることながら、スポンジがみずみずしいのだ。
よく見ると、スポンジの片面と生クリームの間に薄いピンク色の層がある。苺のシロップをスポンジに含ませているようだ。
衝撃的なしっとり感とのバランスを図るかのように、日本のショートケーキにしては比較的に濃厚な生クリームが使用されている。
フロスティングのクリームが特にリッチに感じた。中間層のクリームは若干軽めに感じたが、どこからフォークを入れても必ず当たる苺スライスの密度がそのような錯覚を覚えさせただけかもしれない。細部に注意を払うエーグルドゥースなら、二種類の生クリームを使い分けていたとしても不思議ではないが、実際はどうなんだろう。
実は今回、ケーキ箱をひっくり返してしまったので、シャンティフレーズの写真が限られているのが残念。撮影のためにもシャンティフレーズをまた買いに行こうと思う。
エーグルドゥースと言えば、数年前はあった「ショコラドランジュ」のムースが絶品だった。その美味しさは今も鮮明に覚えている。ムースの中にオレンジのソースが隠れていて、酸味とカカオの苦味と甘味のバランスが絶妙で、最高に美味しかった。今回、店員さんに聞いたら、ここ数年はやっていないそうで、とても残念だ。あの味をもう一度味わいたい。