「やめて」・にげて・はなして。身内から子どもへの性犯罪:被害者から加害者になった私・犯免狂子が精神治療から学んだこと

4歳から父の猥褻・母の体罰が「愛情表現」と教わり、混乱の吐口としてきょうだいに性的・精神的な加害をしていことを治療中に自覚。3つの気づき:①家庭内で子どもへの性犯罪が、加害者の「無自覚」のうちに起きている。②性被害を否定することは、自己防衛本能が正常に作用しているからだが、否定し続けても苦しみは増す一方である。③被害を認めて精神治療を初めないと、被害者も「無自覚」のうちに自他を傷つけ加害者になってしまう可能性が高い。精神疾患「複雑性心的外傷後ストレス障害(C-PTSD)」歴35年以上。

【3】近親姦大国日本:強姦魔の父「無罪」

「わたし、今日も良くやった」と、自分に○をつける。

そうしなきゃ、こんな世の中で、やっていけない。

 

 

父親が娘を強姦し続けた事件について、

「無罪判決」を下した名古屋地方裁判所岡崎支部*1

「有罪判決」を下した名古屋高裁

 

 

・なぜ、娘が13〜19歳の間、強姦され続けていたのに、

父親はその間に起きた2件の強姦についてのみ罪に問われていたのか???

 

・なぜ、そもそも被害者が抵抗したか否かが論点になっていて、

近親姦自体が罪に問われなかったのか???

 

・なぜ、娘は既に10年以上、父親からの虐待や

裁判所からのセカンドレイプを受け続け、

今後もその心の傷を負って生きなくてはならないのに、

最高裁に上訴し罪の意識もない父親は、

わずか禁錮10年の刑しか受けていないのか???

 

関連するほぼ全ての報道を読めば読むほど、謎が深まる一方だった。

 

その中で特に参考になった記事3選と本1冊は以下の通り。

 

事件に至る経緯や、娘が「抵抗しようと思えばできたはず」と判断した

鵜飼祐充(うかいひろみつ)裁判長の思考回路について書かれている

デイリー新潮の記事*2 

 

判決を比較する中村かさね氏のハフィントンポストの記事*3

 

日本における性犯罪の問題点と課題について書かれている

伊藤和子氏の著書『なぜ、それが無罪なのか⁉︎』*4

 

日本にはそもそも、自分の子供への性犯罪を罰する法律がなかった事実とその理由を、刑法の歴史から説明する後藤弘子氏のインタビュー記事。*5

 

これらの情報を元に、私は世界に向けて英文で記事を書いた。

日本の性犯罪に関する意識の低さ、その恥を晒すことで、

事態の深刻さを伝え、国境を超えた啓蒙活動をすることが狙いだ。*6

 

後藤氏はサイゾーウーマンの記事で、

実の娘に性交した父親は「許されない」と語っている。

それには同感だが、法律上では「合法」なのだ。

 

実際問題「自動虐待防止法」で守られているのはあくまで「18歳未満の子ども」。

娘は19歳だったため対象から外れていて、地裁では法律で守られなかった。

被害者が「実の娘だから」加害者が「実父だから」というシンプルな理由だけでは通らなかったのだ。

 

自分の子供が19歳という年齢に達している場合、加害者にとって抜け道ができている。

ということは、日本で近親姦は法律上、いまだに合法なのではないか。

 

調べてみると案の定、日本では近親姦が合法だった。*7

一方が18歳以下の場合は監護者わいせつ罪及び監護者性交等罪となる。禁固6ヶ月以上10年以下

 

なぜ、わざわざ「18歳以下」という年齢制限を設けたのか?

 

なぜ、禁固6ヶ月以上10年以下と、低いのか?なぜ終身刑や死刑ではないのか?被害者は一生、苦しむ羽目になったのに?性犯罪の再犯率は高いのに?

 

なぜ、この法律を考えた承認した人たちは「自分の子供が19歳になれば性行為をしてもいいだろう」という抜け道を作ったのだろうか?

 

その人たちも実は、自分の子供を犯した・犯したいという意識が根底にあり、万が一の時に護身できるためにそのような抜け道を意識的・無意識に作ったのではないか?と疑ってしまう。

 

少なくとも「性犯罪者を増産する仕組みを作った罪」として罰せることはできないのか?

 

強姦魔に無罪判決を下した裁判官・鵜飼祐充(うかいひろみつ)裁判長も、いまだにのうのうと名古屋地方裁判所岡崎支部で勤務中*8だが、なぜクビにならないのか???

 

名古屋地方裁判所岡崎支部は、恥を晒してまで、なぜこの男を雇い続けるのか?

関係者全員が共犯者に見えてならないのは、私だけだろうか?

 

みんな気が狂ってしまっているのか?

 

「はい、気が狂っているのです」と言われたら、同情せざるを得ない。

 

こんな世の中で生きてりゃ、気も狂うだろう。

 

狂ってないと思う方が重症だと思う。

 

私は少なくても「狂ってる」という自覚がある。

 

私が狂う前から、この世の中は狂気に満ちていた。

 

誕生してしばらくは無自覚だったが、まもなく狂気に巻き込まれた。

 

狂気に巻き込まれたら、自分も狂わないとやってけなくなるのは、正常な反応だと思う。

 

こんな世の中に、無邪気に子供は生まれてくるのだ。

 

だから、子どもが子どもを産む話や、子どもを育てられない人の話を聞く度に、私の信念は強くなる。私は断じて子供を産まない。

 

子ども一人産まなくても、地球の人口は増え続ける。

 

むしろ子供を産まない方が今時、エコだ。

 

私は虐待育ちで、自分が受けたことのない愛情を子供に与えて育てる自信が皆無だから、子どもは産まない。

 

でも産まないことで、子供の魂が無駄に傷つくのを未然に防いでいる。

 

子どもを作る方がいいか、産んだ方がいいか迷ってる人は、迷うくらいなら、作らない方がいいし、産まないほうがいいと思う。

 

中途半端な気持ちで、いたずらに子どもを作ったり産んだらしたら、子ども自分も不幸になる。

 

私は、子どもを作らない・産まないことで、先祖代々受け継がれた暴力と負の連鎖を断っている。

 

子供を産まなければ、子供がこの世の中で苦しむことを防げるから。