『きんしんかん:性加害のニワトリとたまご』

ある本がきっかけで、逃げるように東京に移住した日系アメリカ人の斎氣心。初めて心を開ける人に出逢うも、彼にDVをしてしまう。確執が長年ある母親のような自分に絶望した。原因は、母の「躾(暴力)」と女性ホルモンだと考え、低容量ピルYAZを服用したが、副作用で臨死した。古今東西の代替医療による精神治療を試行錯誤する中、幼児期に父親から受け始めた猥褻を自覚する。それでも問題が雪だるま化するため、両親に虐待の事実を問いただした。しかし己の被害を自他に明示できた瞬間、自分もきょうだいに性的加害をしていた記憶が蘇り...

【3】

彼と一緒に住んでたアパートが嫌で、私は引越した。今住んでるところは気に入ってる。彼が住んでるアパートは私の名義で借りてて、私の私物もある。彼と一緒に住める場所を探してるけど、なかなかいいところが見つからない。

 

それは、もしかしたら、私が彼と一緒に暮らしたいと本当は思ってないからなのではないだろうか。彼のことは好きだけど、彼のゲームの音はうるさいし、タバコの匂いも臭い、掃除もしないから汚れる一方で、私が我慢している負担は少なくない。

 

彼と別の賃貸に引っ越したところで、私が嫌だと感じていることは変わると思えない。それがわかってるから、一緒に住みたい部屋が見つからないのかもしれない。

 

とにかく、わたしはあの部屋から私物をどんどん減らしながら掃除して清めていこう。そしたらその先に何かが見えてくるかもしれない。

 

彼には感謝している。私と根気よく付き合ってくれてありがとう。

 

あの部屋から失くすもの優先順位が高いものから:

ゴザ

畳マット

顔のバッグ

帽子

タツ

テレビ