『きんしんかん:性加害のニワトリとたまご』

ある本がきっかけで、逃げるように東京に移住した日系アメリカ人の斎氣心。初めて心を開ける人に出逢うも、彼にDVをしてしまう。確執が長年ある母親のような自分に絶望した。原因は、母の「躾(暴力)」と女性ホルモンだと考え、低容量ピルYAZを服用したが、副作用で臨死した。古今東西の代替医療による精神治療を試行錯誤する中、幼児期に父親から受け始めた猥褻を自覚する。それでも問題が雪だるま化するため、両親に虐待の事実を問いただした。しかし己の被害を自他に明示できた瞬間、自分もきょうだいに性的加害をしていた記憶が蘇り...

【6】推定4歳時に受けた父親からの強制わいせつ(フラッシュバック注意)

フラッシュバック注意(気持ち悪くなった読み進めず、深呼吸して内観してください)

 

私が両親の寝室のベッドで両親の間で就寝中、不快感を覚えて目が覚めたら、パンツの中に父の手が入っていて、私の陰阜を撫でていた。

 

父は寝ぼけているのだろうか? と私は疑った。

 

それなら、その手を振り払おうと、寝返りを打つように母の方を向いた。が、父の手は私のパンツの後ろを握った。恐怖。混乱。恐怖。その場に居ても立ってもいられなくなり、なるべく素早く、なるべく静かにベッドから抜け出し、トイレに駆け込み、水だけを流した。

 

直後の記憶はない。

 

ここまでなら、単なる「悪夢」として処理できたかもしれない。しかし翌朝の奇妙な記憶も鮮明に覚えている。

 

母親から「お父さんにメゴメゴしてもらったんだって?よかったねぇ」と言われながら、ギュッと抱き寄せられ、私は???お母さん、喜んでいる???と言葉にならないほど混乱し、何も言えなかった。

 

直後の記憶はない。