「やめて」・にげて・はなして。身内から子どもへの性犯罪:被害者から加害者になった私・犯免狂子が精神治療から学んだこと

4歳から父の猥褻・母の体罰が「愛情表現」と教わり、混乱の吐口としてきょうだいに性的・精神的な加害をしていことを治療中に自覚。3つの気づき:①家庭内で子どもへの性犯罪が、加害者の「無自覚」のうちに起きている。②性被害を否定することは、自己防衛本能が正常に作用しているからだが、否定し続けても苦しみは増す一方である。③被害を認めて精神治療を初めないと、被害者も「無自覚」のうちに自他を傷つけ加害者になってしまう可能性が高い。精神疾患「複雑性心的外傷後ストレス障害(C-PTSD)」歴35年以上。

16) メモ:『「ザ・レイプ・オブ・南京」を読む』

メモ:

 

「しかし、日本が戦争の時期に他国に敷いた多くの損害を正面から見ようとせず、非外国からの要求、あるいは被害者からの要求から目をそらし、あるいは黙殺して、自らを美化しているのではないかという不満、疑問は、深層心理の最表層に近いところにあり、ちょっとしたきっかけで表に出てくることが往々にしてあった。したがって、アメリカ生まれの華人アイリス・チャンが、第二次世界大戦における日本の戦争犯罪を問い直す作品を世に問い、アメリカで支持されているという話が伝わってきたときには、私の心理はほぼ全面的に、その動きを理解することができたのである。」

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