『きんしんかん:性加害のニワトリとたまご』

ある本がきっかけで、逃げるように東京に移住した日系アメリカ人の斎氣心。初めて心を開ける人に出逢うも、彼にDVをしてしまう。確執が長年ある母親のような自分に絶望した。原因は、母の「躾(暴力)」と女性ホルモンだと考え、低容量ピルYAZを服用したが、副作用で臨死した。古今東西の代替医療による精神治療を試行錯誤する中、幼児期に父親から受け始めた猥褻を自覚する。それでも問題が雪だるま化するため、両親に虐待の事実を問いただした。しかし己の被害を自他に明示できた瞬間、自分もきょうだいに性的加害をしていた記憶が蘇り...

19) 弟から会おうと誘われパニック 電話相談

弟から「今週末会える?」かと聞かれ、どう返事をしたらいいか迷っている。

 

数ヶ月前も誘いを断ったから、今回も断ればいいかもしれないけど、何回も繰り返したら弟が心配するのはわかっている。私は心配させたくない。

 

先日、もう一人の弟に久しぶりに電話で話をした際、弟が私の近況報告を聞いてきた。私は躊躇したが、「安楽死をすると決めてから希望を持てている」と伝えた。弟は私の「気持ちは否定しないが、飲み込むのは難しい」と返答。私は話すタイミングを早まったかと反省した。

 

このことを彼氏に話すと彼氏は「弟に安楽死の話をするのはよくなかったと思う」と言った。私にとって精一杯の希望の話をしても、他人を暗い気持ちにさせてしまう。いつものパターンではあるが。

 

こんな私がもう一人の弟にあって近況のことを聞かれたら私はなんて答えればいいのだろう。自分の感情に嘘をついて今までみたいに無駄に明るくしたくない。自分の感情に蓋をした分だけ、その感情が怒りとなって彼氏に八つ当たりしてしまうから。

 

あーどうすればいいのだろう。人に会うのが辛い。断るのも辛い。