『きんしんかん:性加害のニワトリとたまご』

ある本がきっかけで、逃げるように東京に移住した日系アメリカ人の斎氣心。初めて心を開ける人に出逢うも、彼にDVをしてしまう。確執が長年ある母親のような自分に絶望した。原因は、母の「躾(暴力)」と女性ホルモンだと考え、低容量ピルYAZを服用したが、副作用で臨死した。古今東西の代替医療による精神治療を試行錯誤する中、幼児期に父親から受け始めた猥褻を自覚する。それでも問題が雪だるま化するため、両親に虐待の事実を問いただした。しかし己の被害を自他に明示できた瞬間、自分もきょうだいに性的加害をしていた記憶が蘇り...

性被害xサイケデリック療法のポッドキャスト「Inside Eyes」

性犯罪による心的外傷(トラウマ)をサイケデリック精神療法で癒している人をインタビューするポッドキャスト「Inside Eyes(インサイド・アイズ)」。現代社会が抱えている性暴力やサイケデリックス療法の問題など、日本ではまだ話題にもあがってもいないが、私が日々危惧している課題について自由に語られている。

 

昨今「サイケデリックルネッサンス」と持て囃されるほど、欧米では精神疾患サイケデリックスで治療することがブームになりつつある。アメリカでは大麻の後を追うように法律が日進月歩で改正されているし、米国は研究のために多額のお金を助成している。その一方で、サイケデリックス医療の現場でも、性暴力のニュースも絶えない。

 

精神治療にサイケデリックスが有効であるという臨床結果は否定できないが、セラピストが患者に性行為をしてさらなるトラウマを加えていては元も子もない。

 

なので、サイケデリック療法の非犯罪化・合法化をする前に、「大人も子供も性教育を学ぶことが必要不可欠だ」というのが私の主張だ。

 

サイケデリックス関連の議論では、サイケデリックスがどれほど有効かという話題が目立つが、その裏で結局、虐げられてきた人々(子供・女性・黄色人種貧困層)の人権を尊重するという問題の根本についての進歩は依然として遅れている。

 

「Inside Eyes」 からはこのような問題点も挙げる数少ないメディアの一つとして重要だ。

 

インタビューアーはソマティック・サイコセラピスト(身体心理療法のセラピスト)Laura Mae Northrup(ローラ・メイ・ノースロップ*1

 

Inside Eyes

Inside Eyes

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