『きんしんかん:性加害のニワトリとたまご』

ある本がきっかけで、逃げるように東京に移住した日系アメリカ人の斎氣心。初めて心を開ける人に出逢うも、彼にDVをしてしまう。確執が長年ある母親のような自分に絶望した。原因は、母の「躾(暴力)」と女性ホルモンだと考え、低容量ピルYAZを服用したが、副作用で臨死した。古今東西の代替医療による精神治療を試行錯誤する中、幼児期に父親から受け始めた猥褻を自覚する。それでも問題が雪だるま化するため、両親に虐待の事実を問いただした。しかし己の被害を自他に明示できた瞬間、自分もきょうだいに性的加害をしていた記憶が蘇り...

8)精神科医に伝えること

・通院ができなかった理由:

うつ病と経済的な理由が原因だと思い込もうとしていたが)「回復」できたとしたら、挫折した時に絶望を味わうのが怖い。仕事ができないのも、身動きが取れないのも、全てがこれが原因。自分の判断力が信用できない。

 

・30代後半になる今まで、加害者にまでなってしまった自分は罪深い人間だ。けれど4歳の時は無罪だった。そんな私がなぜ、父親から性暴力を受けなければならなかったのか。先祖が代々、社会の中で犯してきた犯罪に向き合ってこず、罪を犯し続けてきた土台が整っていたから。私はその事実を、歴史を読んで納得した。私に起きたことは、私個人が悪かったからではなく、私の体には罪深い先祖から受け継いだ血が流れていて、その罪のツケを支払わされているから。私に起きたことは誰に起きても不思議ではないほど、犯罪の温床は育まれていた。

 

南京大虐殺で殺戮された住民、従軍慰安婦にさせられた少女や女性、731部隊に生きたまま人体実験された人たち......。日本人という民族が犯した罪深い過去を知ると、自分の個人的な無実とは裏腹に、民族としての責任を感じられる。

 

でも、怒りは収まらない。受難者の苦しみを感じながら、私は自分の苦しみを心の奥底から出そうとしているに過ぎない。

 

・彼氏への暴言は、優越感→自己嫌悪→涙のサイクルによるストレス発散

 

・スイスで安楽死をすることが希望

 

・彼氏が看取って欲しいというようなことを言っていたので、責任を果たす。

 

・それまで生きないとならない。

 

・電話相談で話している