「やめて」・にげて・はなして。身内から子どもへの性犯罪:被害者から加害者になった私・犯免狂子が精神治療から学んだこと

4歳から父の猥褻・母の体罰が「愛情表現」と教わり、混乱の吐口としてきょうだいに性的・精神的な加害をしていことを治療中に自覚。3つの気づき:①家庭内で子どもへの性犯罪が、加害者の「無自覚」のうちに起きている。②性被害を否定することは、自己防衛本能が正常に作用しているからだが、否定し続けても苦しみは増す一方である。③被害を認めて精神治療を初めないと、被害者も「無自覚」のうちに自他を傷つけ加害者になってしまう可能性が高い。精神疾患「複雑性心的外傷後ストレス障害(C-PTSD)」歴35年以上。

【16】 トラウマ専門クリニック初診

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性被害などのトラウマ治療に特化していて、薬になるべく頼らない、女医のみのクリニックで初診を受けてきた。

予約時間は16-17時。問診があるから30分までに来院するように言われていたが、電車に乗り間違えた16時丁度に到着することをクリニックに伝えお詫びした。

 

問診はかなり長めで、トラウマ治療に特化しているだけあると思わされる質問が多かった。

 

私の主治医はソマティック・エクスペリエンスという治療の免許を取る前の段階らしく、その施術を希望する患者なら受け入れたいということで、院長先生からメッセージを受けた。

 

メッセージというのは、SNSのダイレクトメッセージのこと。このクリニックは新規の患者を受け付けていないとウェブサイトに記載されていて、電話も自分の携帯番号が非通知設定になっていたから繋がらなかった。だからダメもとでメッセージを送ったら忘れた頃に院長さんから連絡がきた。

 

私を受け止めてくれるクリニックはどこにもないと絶望感を覚えていたから、とても嬉しかった。

主治医は45分間、私の話を聞いてくれた。

私が今まで受けてきたカウセリング歴を話した。

私が父や母から受けた加害のこと、私が加えた加害、現在も加え続けている加害。

一番不安に思っていることについては話していない。