「やめて」・にげて・はなして。身内から子どもへの性犯罪:被害者から加害者になった私・犯免狂子が精神治療から学んだこと

4歳から父の猥褻・母の体罰が「愛情表現」と教わり、混乱の吐口としてきょうだいに性的・精神的な加害をしていことを治療中に自覚。3つの気づき:①家庭内で子どもへの性犯罪が、加害者の「無自覚」のうちに起きている。②性被害を否定することは、自己防衛本能が正常に作用しているからだが、否定し続けても苦しみは増す一方である。③被害を認めて精神治療を初めないと、被害者も「無自覚」のうちに自他を傷つけ加害者になってしまう可能性が高い。精神疾患「複雑性心的外傷後ストレス障害(C-PTSD)」歴35年以上。

複雑性心的外傷後ストレス障害(C-PTSD)

22)身体を不潔に保ってレイプ対策を思いついた幼児

今日、シャワーに入った。 髪の毛にコンディショナーを使った。 よくできた38歳の私。 前回シャワーに入ったのは5日前。 体がベトベトして気持ち悪かったけど、入るまでに5日かかった。 それでも以前よりは頻度がだいぶ増している。 過去の私はほとんどシャ…

子どもへの"愛撫"が暴力である理由(実体験)

私は4歳の時に父親から性器を触られ、非常に気持ち悪かったものの、それが「愛情表現だ」と思い込まされ、自分でも気持ち悪いほど「お父さん子」になりました。そんな私は悪化する精神疾患の治療の過程で、父親から体を侵害されたうえに、その時に覚えた感情…

性被害xサイケデリック療法のポッドキャスト「Inside Eyes」

性犯罪による心的外傷(トラウマ)をサイケデリック精神療法で癒している人をインタビューするポッドキャスト「Inside Eyes(インサイド・アイズ)」。現代社会が抱えている性暴力やサイケデリックス療法の問題など、日本ではまだ話題にもあがってもいないが…

6)複雑性PTSD、ROCD、電話相談、シュークリーム

今日の私 複雑性PTSD ROCD(親密な人間関係における強迫症) 電話相談(ストレス発散) シュークリーム(ストレス発散) 複雑性PTSD 生理は昨日で終わったけど、今日もうつ病の症状が続いた。これは、幼児期から始まったトラウマによる持病の複雑性PTSDがあ…

6)「本当に好きなのかわからない」親密な人間関係における強迫症「ROCD」

「恋人のことは好きだし、かけがえのない存在だと思っている」 「だけど本当に好きなのかどうかはわからないし、このまま付き合っていていいのかもわからない」 こんな相反する感情によるモヤモヤを12年以上、私は抱えてきました。 更に、この不安を払拭する…

1〕うつ病が理解されにくい苦悩

鬱であることを理解されにくいことが更に悩みになることが多いです。自分でさえ、鬱を押し殺していることに気づかないほどに躁的防衛反応が炸裂することがあるくらいなのです。いわゆる多重人格と言われる「解離性同一性障害(DID)」の一歩手前な感覚があり…

1 〕生理初日、1ヶ月振り返り、複雑な心境

生理一日目に、1ヶ月を振り返ってみると、できたことが沢山あることに気づき、達成感を覚えられると共に、複雑な感情に襲われます。 生理の初日 できたこと(ハードルが高かった順) 嬉しかったこと 複雑な心境 生理の初日 生理の初日は毎月、1ヶ月の区切り…

28 「産まない・育てない選択」に迷いがない私の母性本能

結論:私は子供を生まない・育てない。 恥の多い人生を送って来ました。しかしそんな私も、4歳で父親から性被害を受ける前までは純粋無垢な幼児でした。 まだ何の罪も犯していない魂が、この世に生み落とした肉親の手によって穢される。その記憶に苛まれなが…

27「危機感」を忘れないために「記憶」はある

自分と共通点が多い、太宰治。彼のドキュメンタリー*1で作家としての生活について観ていると、突然、私自身が小学校生の時から「なんとなく気になっていたこと」を思い出した。 それは、挿絵の絵本を同級生の女子と二人で作っていた時のこと。主人公の女子二…

【26】自己防衛反応「4F」:ファイト・フライト・フリーズ・フォーン

人は恐怖体験や過度なストレスに直面すると生存本能として少なくとも4つの反応(The 4Fs)*1をすることがわかっています: ・Fight (ファイト:闘う) ・Flight(フライト:逃げる) ・Freeze(フリーズ:凍りつく) ・Fawn(フォーン:主体性を失う等) 私…

24 #小児性偏執 ペドファイル PEDOPHILE

子どもを性的対象にする大人「ペドファイル(pedophile)」について、私が昔から違和感を抱いていたことを森田ゆり氏が著書『子どもへの性的虐待』で言語化されている。 「小児性愛」という欺瞞*1 「性愛」ではなく「暴力」 ペドファイル(pedophile)とは、…

『犯免狂子』

『きんしんかん:キケンなのは家の外だけですか?』 4歳以降、父親から受け始めた強制わいせつ等が「愛情表現だ」と洗脳され続けた著者・斎氣意が、大切な人を虐待してしまう精神病と闘いながら、安楽死へ向かう道のりを綴る自伝的コミックエッセイ及びセル…

22 ネーム描き始めた

斉氣心の自伝 『キケンなのは家の外ですか?』 4歳の時から父親に強制わいせつ等をされ始めた記憶を封印しきれない著者・斉氣心が、大切な人を虐待してしまう己の精神病と闘うことで生き地獄からの再生を試みながら、安楽死へ向かう道のりを綴る自伝的コミッ…

20 きょうだいに性加害を犯し続けた私

私は近親姦の加害者:弟へ性的侵害 弟の性器に初めて触れて驚く 「ク○ヨンしんちゃん」のマネ 性的侵害がますます暴力的に 問題行動 弟の性器に初めて触れて驚く 私より2歳下の弟は幼児期、よく下半身を丸出しにして走り回っていた。 当時はそのことを疑問に…

19 私が障害年金を検討しているワケ

持病のうつ病で、仕事も日常生活もままならなくなっている私。年中無休・日中も夜中もワーカホリックだった頃に稼いで(でも他人に「NO」が言えず、ほとんど散財した)わずかに残っている貯金を切り崩している。でも、それが尽きることを想像すると不安で不…

【5】4歳でも父親からの強制わいせつに疑問を感じた私

私は物心つく頃から「自分が自分でない」ような感覚があった。 成長の過程でやりたくないことをしてしまう自分に困惑していた。 「本来の私は4歳の時、父親から性被害を受けた時に死んだんだ」と納得していた。 それでもモヤモヤしていたところ、私の事情を…

【4】『女子高生に殺されたい』とDID

古屋兎丸さんの漫画『女子高生に殺されたい*1』で、精神疾患「解離性同一性障害(Disassociative Indentity Disorder、以後DID)」が扱われているが、私はこの部分に興味がある。 「自分が殺されることに性的興奮を覚える性的嗜好「オートアサシノフィリア(…

【6】性加害・被害の警告と対策 アヤワスカ・コミュニティ・ガイド

アマゾンの伝統的な民間の精神療法アヤワスカ(Ayahuasca)*1は、現代人の悩みも解決すると期待され、欧米人の間では密かなブームが起きている。 しかしその裏で、シャーマンからの性被害を訴える女性受療者の声も上がっていることは、知らない人が多い。ま…

【4】子供への無意識な性的侵害(セクシャルハラスメント)

「子供への性的侵害(セクシャルハラスメント)」という言葉が浮かぶ表現が、最近みた映像のなかでいくつかあった。 きっと筆者のように幼児期から父親から性被害に遭いそのことがトラウマ *1にでもなっていなければ、何も感じずにスルーしていたかもしれな…

【16】「瀬谷駅女子高生飛び込み自殺配信」と「安楽死」への決意

近親姦の歴史について書かれた洋書「Incest: Origins of the Taboo」*1を読書中、ある女子高生の飛び降り自殺のことを突然、思い出した。そのことについてブログに意見を書いた時、女子高生に共感しつつも、私は敢えて生きることで「魂を癒す」実験をする姿…

【2】フラッシュバックと父親からの強制わいせつ

明け方、またフラッシュバックした。 今回思い出したのは、幼稚園児の時のこと。 巨大な猫のぬいぐるみを幼稚園に持って行った。その中に何かを隠せればいいのにと思った。けど、ぬいぐるみに隠しポケットなどなく、代りにニャーニャー鳴く音声を起動させる…

【3】「聴覚過敏」x「解離症」x「PME」

私は音に過敏に反応する「聴覚過敏症」を自覚し始めているが、以前はそうでもなかった。このような自覚の変化が起きている原因は「解離症が回復してきている証拠だ」とという結論に至った。解離とは「意識や記憶などに関する感覚をまとめる能力が一時的に失…

【20】鬱なのに元氣に振る舞ってしまう「躁的防衛」からの脱却

「あなたは鬱じゃないと思う」と知人から何度か言われたことがモヤモヤしていた。その原因について考えていたら「躁的防衛」という言葉を知り、少しスッキリした。「躁的防衛とは、悲しみに直面するのを避けるべく、自分を常に躁状態(ポジティブでハイテン…

田房永子さんの『キレる私をやめたい』とゲシュタルト療法の効果

彼氏にキレてDV・モラハラを辞めるために、母親への怒りを解消したい。 私はこういう想いで、田房永子さんのコミックエッセイ『キレる私をやめたい〜夫をグーで殴る妻をやめるまで〜』を2018年に読み、ゲシュタルト・セラピーのことを知り、ワークショップと個…

私は子どもの時に父親から性被害を受けたのか?検証

【検証:幼児期の近親姦被害】 幼児期以降に覚えた近親姦被害の記憶を辿りながら、30年以上言葉にならなかった自分の気持ちを表現し、自分らしい人生を歩むための記録です。初めての被害当時に推定年齢4歳の自分に何が起きたのか、その記憶を裏付ける証拠は…

生理後も、鬱が続く「月経前増悪(PME)」とは

生理が終わった後も、鬱が続く? それは、性被害などのトラウマ体験による既存の精神疾患が、月経周期によって悪化する月経前増悪(PME)が原因かもしれません。DSM-5にはまだ登録されていませんが、チェックリストで自己診断ができます。 月経前増悪(PME)…

⚠︎『セックス依存症』と性的虐待との関係

【感想】「したくもないのにセックスをしてしまう」のは親からの性的虐待が原因だった 斎氣心 『セックス依存症』斎藤彰佳(著) 「自分もセックス依存症かもしれない......」と私が初めて思い始めたきっかけは、漫画家・津島隆太さん。AbemaTVの変わる報道…