【9】できたこと
7時、目が覚め
9時、朝粥食べて、シャワー浴び
部屋の模様替えをした。机の前にあったラックを移動させて、視界クリアにして集中力を高めた。
知人と会う約束をした。
10時、図書館に行き、本を借りた:
GACKTさんが食べることが好きで、食事は一日一回だと聞いてから、すごく親近感が湧いた。彼の「優雅さ」の追求にも共感したので、彼の考え方を知りたいと思った。
・福田和子氏『涙の谷』
漫画『女子刑務所に入っていました』にも登場する「7つの顔を持つ女」で知られる亡き殺人犯による著書。
私は「解離症」「解離性同一障害DID」「多重人格」などのことを考えることが多いため、「7つの顔を持つ」という異名を持った彼女の背景に興味を持った。「すなわちDIDだ」とは誰も一言も言っていないが、多くのDID患者と同じように、福田和子も成人してからではあるものの性被害にあっているので、心理的に何か関連性があるのかという点が気になっている。
・有元葉子氏『ひとり暮らし 小さな贅沢』
有元氏の本は他にも読んだことがあったり、ラバーゼのボウルとザルとプレートの4点セットを愛用するなど、私も彼女の極まった暮らしぶりに憧れを感じている一人だ。
最近、第二拠点を持ったことで、改めて「ひとり暮らし」の心地よさを実感しているので、有元さんの考える「小さな贅沢」について読んでみたいと思った。
帽子専門店で、以前から気になっているベレー帽を試着した。小ぶりでメリノウール100%で、朱色が気に入っている。4,000以上するので、買おうかどうしようか迷っている。冬用の帽子は既に2つ持っていて、必要経費ではなく、贅沢品に値するから、検討している。
公民館に行って会議室の利用について聞きに行った。
昼食:米、味噌汁、鯖の麹漬け、きんぴら、なめ茸、大根の葉っぱの佃煮、大根と人参のアチャール。
ゴミの処理。空の2Lのペットボトルをハサミで切って、嵩を減らした。
第二拠点でも、共同生活をしているが、ペットボトルの水を買っているのは12人中、私1人だけ。他の人は水道水をそのまま飲んでいるか、浄水器を使っている。なので、私が入居してからペットボトルのゴミが一気に増えた。ゴミ出しは当番制なので、お互い様であるにしても、私が出した大量のプラのゴミを他人に出してもらうことに躊躇いがある。ということで資源を回収している近くのスーパーを何軒か回ったが、紙パックか、食品トレーは回収ているところは多いけど、ペットボトルを回収しているのは一軒だけ。そちらに出しに行くのも手だ。
ちなみに第一拠点でも、週一の資源の日まで待つことはせず、近くのスーパーまて持って行って破棄している。
ペットボトルが再利用される率は低いと聞く。すると、安全安心な水を飲むためにペットボトルを買うのは、持続可能な生活とは言い難い。今はペットボトルに依存した暮らしをしているが、ゆくゆくは湧き水で生活することを目標にしている。
・金柑茶。味がボケていた金柑を刻んで、テン菜のグラニュー糖で瓶詰めを作ったものの、使う機会があまりなかったので、銅製のマグカップに入れ、お湯を注いだ。柚茶みたいで、食後の甘味として想像以上に満足の行く飲み物になった。
・再び公民館に出向いて団体登録し、会議室を予約。市民に無料で個室を貸してくれるのは有難い。
・古本屋で「方丈記」の漫画を探しつつ、いろんな本を立ち読み。
気になった本:
『お金の大学』
『1%の努力』
『あやうく一生懸命生きるところだった』
『ひとり暮らし月15万円以下で毎日楽しく暮らす』
『自分らしく、ひとりで暮らすということ』
『生活図鑑』
『わたしは繊細さん〜まんがでわかる!HSPが自分らしく生きる方法』
・秋刀魚が太っていて美味しそうだったので二尾購入。
・食パン専門店のチーズ入り食パン1斤購入。チーズ好きな彼氏へのお土産。
・16時台に帰宅。今日は風が強くて寒かった。
・購入品を開封:イワキのパックぼうる400ml3個
イワキのパックぼうる400mlは、耐熱ガラスの器とプラスチック蓋のセットで、一人分の冷凍ご飯用に。
ご飯は冷蔵より冷凍の方が鮮度が保たれるらしい。が、かと言って「ラップに包んで電子レンジでチンしたらプラスチックが溶けるんではないか」という過剰な心配があるのと、プラのゴミをあまり増やしたくないという気持ちもあるから。
この「プラのゴミを増やさないためにできること」という課題についてよく試行錯誤するのだけど、そもそも郵送されるときにプチプチやビニールでグルグル状態で届くし、配送には石油が使われているし、蓋は紛れもなくプラ(使い捨てでないにしても)だし、考え始めると切りがナイ......。
そんなことを今も考えていたら、閃いた。
「店舗受け取り」という手があった。今回は、送料が無料なうえ他店よりも安かったヨドバシのエクストリームサービスを利用したけど、私が最寄りの支店に受け取りに行けば、配送にかかるコストを下げることができる。もちろん、わたしは一円にもならないが、包装やガソリンを使用しないし、自分自身のいい運動にもなる。
プラスチックから完全に卒業できるのかどうかはわからないし、それが正解かのかどうか、二酸化炭素の排出と本当に関係があるのかどうかも、正直わからない。でも、わたしは幸か不幸か「HSP」。繊細な気質であるからこそ、いろんなことに敏感。だから、気持ち悪いことはとても気持ち悪いし、気持ちのいいことはとても気持ちが良い。で、今はまだ全く認知されていないようなことでも、「10年20年後に大流行(常識)」なんてことは日常茶飯事。だから、昔から違和感を避け、あまり理解されないけど、めんどくさくてもやり続けていたことは間違いではなかったんだな〜とよく答え合わせをしては、二重丸なことが多い。もちろん0点、いやむしろマイナス点なことも多いけど、それは自分が感じたことを実行した時ではなく、他人から強要されたことを受け入れたり、モヤモヤしつつも頭で言い訳をしながら行動した時。
プラへの依存を減らすための代替案を実行していると、このご時世いろんな不便さを感じるけど、逆にとてもいい案や品に巡りあえることも多い。
イワキのパックぼうるは以前から800ml、400ml、180mlのものを愛用していた。
気に入っている点としては:
・オーブンにも対応するほどの耐熱性なのに、ガラスが比較的薄いため軽いということ。
・蓋のクリップがないシンプルな構造だから、洗うのも干すのも、片付けるのも楽。蓋が開けづらいというレビューをたまに見かけるけど、わたしはそのように感じたことは一度もない。密封ではないけど、横にしない限りはこぼれない程度なので、頻繁に開け閉めする用途に適している。
・極め付けには、「入れ子状」になるということ。まるで禅僧が食事の時に使う「応容器」、あるいはロシアのマトリオーシカのように綺麗に収まる。だから収納時はコンパクトで、持ち運びもスマート。
100円均一で同じようなガラスのタッパを購入して使っていたが、その差を毎日見せつけてくる。100均といっても数百円したそれは、ガラスが分厚く重め。蓋はクリップ式で嵩張り、開け閉めにストレスを感じる。入れ子状にはならないので、収納するときも嵩張る。しかも数年後2個は割れた。値段は倍以上するが、100均の商品と比較すると、パックぼうるが「お値段以上」だということが実感できる。
アメリカで使っていたパイレックスのガラス整タッパは、容器も蓋ももっと厚みがあって、重い。おそらく、日本人用に改善されたのが、iwakiパイレックスの「パックぼうる」なんだと勝手に解釈している。
アメリカ人と日本人では体格が違うし、食べる量も、家の大きさも桁違い。だからアメリカ人用の容器をそのまま日本人が使うには大きすぎたり、重すぎる。
でも、逆に日本用に改善されたものはアメリカでも通用すると思う。ただ問題は、アメリカ人は軽さやコンパクトさにそこまで敏感じゃない人の方が多いから、日本でこのような便利なものがあるという認知度が低いんだと思う。
だから、日本の家庭では定番だけど、アメリカでは認知度が低いものやことを英語で記事を書けば、面白い反応があると思っている。その記事のネタになる商品が頭の中に既にいくつかあり、その中に「パックぼうる」が含まれる。
アメリカ人だって華奢な人もいるし、日本のコンパクトさの価値をわかる人もいる。軽さを重視するウルトラライト(UL)パッキングもアメリカの方からきていたりする。
ただ日本との大きな違いは、日本はもともとUL思考であり、必然であり当たり前なことという点。ブームというか生活の知恵。そういうものが詰め込まれた品や習慣の宝庫であることが、世界中を渡り歩いている私を日本の虜にする。
イワキ・パイレックスの「パックぼうる」を新生活に向けて3個追加した理由は明解になったと思う。タイガー夢重力の時もそうだったけど、気に入る品に出会えると熱弁したくなるのは、誰にもあるあるだと思う。私は飲食に夢中になることが多いため、それを入れる容器には色んな思い入れがあるようだ。