『きんしんかん:性加害のニワトリとたまご』

ある本がきっかけで、逃げるように東京に移住した日系アメリカ人の斎氣心。初めて心を開ける人に出逢うも、彼にDVをしてしまう。確執が長年ある母親のような自分に絶望した。原因は、母の「躾(暴力)」と女性ホルモンだと考え、低容量ピルYAZを服用したが、副作用で臨死した。古今東西の代替医療による精神治療を試行錯誤する中、幼児期に父親から受け始めた猥褻を自覚する。それでも問題が雪だるま化するため、両親に虐待の事実を問いただした。しかし己の被害を自他に明示できた瞬間、自分もきょうだいに性的加害をしていた記憶が蘇り...

【11】恋人と 距離感はかる 雨水かな

第一拠点に1ヶ月ぶりに行ってきた。

 

そこは私の名義で借りてる賃貸だけど、彼が住んでる。

 

今回やることは3つ

 

・彼が食べない食材を腐る前に取りに行くこと。

 

・フリマアプリで売れた雑誌を取りに行くこと。

 

・彼のためにお米を炊いて、お茶を作っておく。

 

新月までは必要最低限のもの以外は買わないことにしてる。食材もあるものを消費する。

 

1ヶ月前に作り置きしておいた手つかずの冷凍餃子

1ヶ月前に買っておいた冷凍の鯖

1ヶ月前に買っておいた鮭の真空パック

芽の出たジャガイモ

その他いろいろ。

 

彼が出勤している日を狙って行ったつもりだったけど、玄関を開けると彼がいたので、思わず「あれ?なんでいるの?」と聞いた。でも私の勘違いで、今日は彼の休暇日であった。

 

彼は夜勤明けでだるそうだった。彼の身体のことが心配。なのに私は彼を精神的に追い詰めてしまう。

 

一ヶ月前、作り置きしておいた三年番茶がまだあった。ペットボトル2Lを5本分くらい作っておいて「飲んでね」と伝えていたのに、まだ2本余っている。

 

「なんで飲んでないの?」と聞いても、彼からハッキリした答えが帰ってこないことに余計イライラした。

 

結局「意識がいかなかった」というのが彼の答えだった。

 

意識がいかなかった?意味がわからないと思ったが、思い返すと私も似たようなことをしていることを彼から諭される。

 

私が彼の「自転車を借りる際は一ヶ月に一度は返却し、それができないのなら、口頭で断って欲しい」と彼は私に伝えていたらしい。でも私はそのような指示を受けた覚えはない。私の記憶力はあてにならないことが多いから、きっと彼の記憶の方が正しいのだろう。結局、私も彼の言葉の内容に「意識がいかなかった」のではないか。要するに自分のことを棚に上げて、他人を責める癖が治っていない。

 

「貴方に疲れた」と彼に言われた。

 

それは、わかる。私も自分に疲れる。申し訳ない。

 

だから、なるべく会う頻度を減らしている訳で。

 

今日も18時には帰る支度をした。

 

ULの登山用リュックに食料を詰め、約1時間かけて第二拠点に帰宅。

 

疲れた。第一拠点から第二拠点へ、第二拠点から第一拠点へ、食料を運ぶ作業に。

 

食材をしまって、夕飯を作った。

f:id:twilighthues:20220302205301j:image茅乃舎の煮干し出汁で大根おろし、生姜、なめこ、ネギ、手揚げ油揚げを煮込み、片栗粉でとろみをつけ、茹でたての「わかめ入りの五島手延べうどん」にかけ、醤油と塩麹で味を整えた。最高に美味しかった。こういう心も身体も温まる夕飯を彼にも食べて欲しいのに。

 

目の前では、ハウスメイトのTTさんが出会い系アプリでマッチしたけど振られたと一喜一憂していた。意見を聞かれたので、意見した。

 

その会話の流れで、私は彼とのすれ違いについて、別のハウスメイトのTYさんにした。TYさんは過去、付き合っていた人とすれ違ったことを苦痛に感じ、自分から別れたけど、彼のことを二年くらい忘れられなかったという。物理的に離れていても、相手を思う気持ちや相手の存在の大きさはなかなか変わらないから、きっと大丈夫と勇気付けてくれた。ありがとう。

 

今度はNAさんが恋愛の話をしてくれた。彼女が自分を大切にすることの重要性に気づいて実践してから人生が楽しくなっているという話をしていたときは、思わず涙してしまった。生い立ちが違っても、自分を楽にすることへ罪悪感を感じてしまうということを克服するという共通の課題。彼女のように親に素直に感謝できる人でも親からの期待が重く感じることがあることを知り、なんか救われた。

 

あと、ブロードウェイミュージカルWickedの素晴らしさも力説してくれた。

 

今日も色んな人と色んな話しができて、幸せだ。

 

午前中に確定申告の準備も捗った。良い一日だった。