「やめて」・にげて・はなして。身内から子どもへの性犯罪:被害者から加害者になった私・犯免狂子が精神治療から学んだこと

4歳から父の猥褻・母の体罰が「愛情表現」と教わり、混乱の吐口としてきょうだいに性的・精神的な加害をしていことを治療中に自覚。3つの気づき:①家庭内で子どもへの性犯罪が、加害者の「無自覚」のうちに起きている。②性被害を否定することは、自己防衛本能が正常に作用しているからだが、否定し続けても苦しみは増す一方である。③被害を認めて精神治療を初めないと、被害者も「無自覚」のうちに自他を傷つけ加害者になってしまう可能性が高い。精神疾患「複雑性心的外傷後ストレス障害(C-PTSD)」歴35年以上。

【17】祝日も電話相談

話を、聞いてもらう。

ただそれだけのことが、どれほどの癒しを与えてくれるものか。初めて、市区町村の電話相談を利用してみて、改めて痛感した。

精神科医を紹介してもらうことが目的だった相談が、気づいたら、精神科医では話したことがないほどの言葉として、涙と鼻水と一緒に溢れ出た。面識もないスマホ画面の向こう側の女性の唸るような相槌。話せば話すほど、感情が浄化されていくようだった。散々話した後、「またいつでも電話してくださいね」と言ってくれた。そんなお母さんが欲しかったのかもしれない。

通いたくなる精神科医を見つけるまで、いや、相性の良い精神科医を見つけた後も、相談員に話を聞いてもらって、日々の行き場のない感情を吐露しよう。それだけで、一歩前に進める。それだけで、同棲中の彼氏に八つ当たりすることも少なくなる。そんな希望が持てた。

複数ある電話相談に片っ端から電話をかけて、繋がったらラッキー。根気よく続けてほぼ毎日、感情のお掃除を続けることができている。

祝日でも電話を受け付けてくれている相談室もあるから連休日でも助かる。

・東京都女性のための健康ホットライン

東京ウィメンズプラザ

 

写真:口型の電話。舌が受話器になっている

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