【17】祝日も電話相談
話を、聞いてもらう。
ただそれだけのことが、どれほどの癒しを与えてくれるものか。初めて、市区町村の電話相談を利用してみて、改めて痛感した。
精神科医を紹介してもらうことが目的だった相談が、気づいたら、精神科医では話したことがないほどの言葉として、涙と鼻水と一緒に溢れ出た。面識もないスマホ画面の向こう側の女性の唸るような相槌。話せば話すほど、感情が浄化されていくようだった。散々話した後、「またいつでも電話してくださいね」と言ってくれた。そんなお母さんが欲しかったのかもしれない。
通いたくなる精神科医を見つけるまで、いや、相性の良い精神科医を見つけた後も、相談員に話を聞いてもらって、日々の行き場のない感情を吐露しよう。それだけで、一歩前に進める。それだけで、同棲中の彼氏に八つ当たりすることも少なくなる。そんな希望が持てた。
複数ある電話相談に片っ端から電話をかけて、繋がったらラッキー。根気よく続けてほぼ毎日、感情のお掃除を続けることができている。
祝日でも電話を受け付けてくれている相談室もあるから連休日でも助かる。
・東京都女性のための健康ホットライン
・東京ウィメンズプラザ
写真:口型の電話。舌が受話器になっている