カレーパン(武蔵小金井)
武蔵小金井の地域に根ざしたパン屋で、「カレーパン」の概念を覆された。
「カレーパン」と言えば、カレー好きな私にとって、”近寄りたくても近寄りがたい”存在だった。
だってカレーパンを食べた後、100%の確率で胸焼けがするのが、毎度のオチだったから。
それを知っていても、たまに挑戦するんだけど、やっぱり後悔する。
でも......武蔵小金井にあるパン屋のカレーパンは「カレーパングランプリ」で金賞を受賞したと書いてある。初めて聞いた賞だけど、興味を掻き立てられるし、金賞だって、一昨年まで3年連続で受賞しているというではないか。カレーパンはどこにでもある惣菜パンだけど、こんなにアピールの強いカレーパンは初めてだ。
これは胸焼け覚悟で挑まないわけにはいかない。
(8時の開店時に入店したから、油も一番新鮮な状態で揚げてあるはず)と、油の質に敏感な私の胃袋に言い聞かせて安心させようとした。
ベーカリー内にはカフェもあり、南向きの窓がある2階の明るいイートインスペースで、カレーパンを一口。
噛み続けてもカリッ、カリッとする食感が長引くのは、揚げてから間もない証拠なのだろう。
中身のカレーは懐かしい感じというか、王道な味。
時間が経ってみないとわからないかもしれないけど、胸焼けする気配はない。
だいたい胸焼けする気配というのは食べた直後にわかるものだ。油の酸化したにおいに覚える違和感。今回はそれがない。
.........。
食べてから2時間が経過しても、全く胸焼けなし!腹痛もなし!
「カレーパン=胸焼け」という残念な方程式が「カレーパン=武蔵小金井」という新しい方程式を華麗に書き換えてくれた画期的な体験だ。
「カレーパンは苦手」な人も、「カレーパン大好き」な人も、一度は食べた方がいい。
私は食べてみて良かった。
(本当は「武蔵小金井の〇〇ベーカリー」という風に店舗名を書きたいけど、「感動したのでブログに書きたいんですけどいいですか?」と聞くのも恥ずかしくて、許可とってない。けどキーワードで検索したらすぐに出てくるし、私が知らなかっただけで、超有名なんだろうな)。
「私の概念を覆した食べもの」というテーマで記事を書く予定なのだけど、書きたいことがひとつ増えて嬉しい。
ごちそうさまでした!
陽当たりの良いイートインスペースで、こうやってゆっくり感想を書けたのも嬉しい!