「やめて」・にげて・はなして。身内から子どもへの性犯罪:被害者から加害者になった私・犯免狂子が精神治療から学んだこと

4歳から父の猥褻・母の体罰が「愛情表現」と教わり、混乱の吐口としてきょうだいに性的・精神的な加害をしていことを治療中に自覚。3つの気づき:①家庭内で子どもへの性犯罪が、加害者の「無自覚」のうちに起きている。②性被害を否定することは、自己防衛本能が正常に作用しているからだが、否定し続けても苦しみは増す一方である。③被害を認めて精神治療を初めないと、被害者も「無自覚」のうちに自他を傷つけ加害者になってしまう可能性が高い。精神疾患「複雑性心的外傷後ストレス障害(C-PTSD)」歴35年以上。

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『ママ、怒らないで。』という本がとても読みやすくて好きだ。

 

p.123 トラウマの後遺症

一般的によくきくPTSD心的外傷後ストレス障害)という、一度受けた外傷体験によるトラウマの後遺症に対し、「複雑性PTSD」という言葉があります。

これは、虐待・いじめなど、育ちの中で繰り返し「恐怖」にさらされることで、トラウマ(心的外傷)とその後遺症が残ったもののことです(ただし、性的虐待と身体的虐待に関しては、たとえ一回霧の出来事であっても、子供の心に大きな傷を負わせることになります)。

PTSDの主な症状

・過去のトラウマ体験を生々しく思い出したり、それに関する苦痛な夢を繰り返し見る。

・過去のトラウマ体験を思い起こさせるような場所・人・行動などを避けようとする。

・感情が生き生きと感じられない。感動できない。無意識のうちに感情を純麻させている。

・人と暖かい心の交流を持てない・精神的な苦痛を感じないよう、人との関わりを避ける。

・トラウマの原因となった出来事を想起するような出来事に遭遇すると反射的に反応してしまう。

・周囲に対して警戒を続け、緊張感が持続し、安心感・信頼感を持てない、落ち着かない。、集中できない、人に侵入されるのではないかといつも自分の身の安全のことばかり考えている。などです。