「やめて」・にげて・はなして。身内から子どもへの性犯罪:被害者から加害者になった私・犯免狂子が精神治療から学んだこと

4歳から父の猥褻・母の体罰が「愛情表現」と教わり、混乱の吐口としてきょうだいに性的・精神的な加害をしていことを治療中に自覚。3つの気づき:①家庭内で子どもへの性犯罪が、加害者の「無自覚」のうちに起きている。②性被害を否定することは、自己防衛本能が正常に作用しているからだが、否定し続けても苦しみは増す一方である。③被害を認めて精神治療を初めないと、被害者も「無自覚」のうちに自他を傷つけ加害者になってしまう可能性が高い。精神疾患「複雑性心的外傷後ストレス障害(C-PTSD)」歴35年以上。

【13】他人との適切な距離感

他人。それが肉親だろうと、親友だろうと、ソウルメイトだろうと、自分以外の人間と付き合ううえで、距離感を適切に保つことがいかに大切か。

 

私が同棲中の彼氏と10年以上、お付き合いできているのは、お互いの距離感が絶妙で、なんだかんだ言って丁度いいからだと気づいた。

 

私には私の、彼には彼の趣味があり、幸か不幸かそれを共有できることばかりではない。以前はそれを不満に思っていた。

 

私は行ったことのない場所で新しい経験をしたり、美味しいものを少しずつ食べたりしたい。彼は家の中にこもってゲームができればよく、食へのこだわりはあまりない。彼とデートに出かけても、食べたいものが違うから別々の店に入って食後に合流することもあるほど好みが合わないことの方が多い。

 

でも彼のいいところは、彼の好みを私に強要しないし、私がすることに介入しない。私がどっか遠くにある異国へ無期限に行ってくるとすれば、彼は「気をつけていってらっしゃい」と言ってくれる。

 

過保護で過干渉な両親に育てられた私は、放任主義の彼と付き合ってから何年もの間、彼は私のことを本当は好きじゃないから興味ないんじゃないか、と思っていた。

 

でもどうやらそういうことではないらしい、と彼の言動から少しずつわかってきた。彼は私が好きに自由に生きることを止めたり、僻んだり、怒ったりしない。両親とは正反対なんだ。そして私は改めて、両親から受けた重苦しい言動をありがた迷惑だったと認め、もっと健全な愛情表現があると知ることができた。

 

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カフェ・オ・レ、上手に淹れられた。きっと、珈琲豆と牛乳と黒糖の質と量が絶妙なバランスだったんだろう。私の人間感覚も絶妙なバランスを保ちながら、いい関係を築いていこう。