目が覚めた頃には陽射しが部屋を照らしていたけど、寒いからベッドの中に入っていた。
朝食はお粥と大根の田楽。トッピングは、ネギ醤油、胡麻油、紅白なます、梅干し。
高野豆腐の下処理は、50度のお湯で戻すのが正解だそうだが、間違えて茹でてしまった。でもちゃんと柔らかくなっていたから一安心。
私が第二拠点としてお世話になっているハウスメイトたちに何かプレゼントを準備しようと思っていたら、もうクリスマスイヴ。難題なのはハウスメイトのひとりがヴィーガンだということ。この町にもヴィーガンのクッキーを作っている店はあるが、検索で引っかかるのは一軒のみ。しかも、元ハウスメイトの一人がそこのクッキーをお土産に買ってきたことがあるそうだ。みんなで住んでいる町にある暫定唯一のヴィーガンクッキー店で、みんなが既に食べたことがあるヴィーガンクッキーを買うのは、二番煎じで藝がないと思ってしまう私。そのため、隣町にあるヴィーガンスィーツのお店に行ってみることにした。
途中、焼き菓子屋さんに寄った。家のすぐ近くにあって前から気になっていたけど、いつも開店しているわけではないので、今回が初めての訪問。「ヴィーガンではない」とのことだったけど、全粒粉や米粉やアーモンド粉やきび砂糖などを使ったりしていて、健康志向なところが気に入った。ヴィーガンではない他のハウスメイトたち用に良さそう。この日は8種類あることを確認してから「帰りにまた来ます」と宣言してから、まずはハードルが高いヴィーガンクッキーのお題をクリアするために店を出た。
南口から徒歩数分にあるヴィーガンスィーツ屋さんまで自転車で直ぐ。クッキーは定番っぽいプレーンにしようと思ったら、「クリスマス限定」のジンジャーショートブレッド330縁が目に入り、一本とられた。見ると生姜とカルダモンが入ってる。あげる人はスパイス好きだから、割高だったけど迷わずそちらに。3.5平方cmのクッキーが4個入り。見た目によらずズッシリ重く、自分用にも欲しくなったけど、自分用にはもっとときめく生菓子やチェダーチーズ味のおかきを買うと決めた。ハイスメイトに感想を聞いてから自分用に買うかどうかを判断しよう。
帰り道にオーガニックのスパイスを扱っている店によって、カレーのテンパリング用スパイスミックスと、カルダモンを買った。
実は帰宅中、フレンチカレー屋さんからいい香りが漂って、誘惑に負けそうだった。でも、おうちカレー用に今日はスパイスミックスを買ったから、外食はしないことに。隣町は、かなりコスパの高い店が多いことで有名だから、店を調べて厳選してから出直すことにした。
帰り道にスーパーで買い物。
ふくゆたかの豆乳228
麹(甘酒、塩麹、濁酒用)329x2
2L水71x3
柿168
男爵芋の箱(36個)398
カリフラワー149
小豆250g, 279
しめじ128
黒砂糖300g, 235
帰宅してお腹が空いたから、レトルトカレーをニンニクのオイル漬けと、例のカレースパイスミックスでテンパリング。冷凍しておいた油揚げと今朝戻しておいた高野豆腐、昨日作ったブロッコリーと南瓜のサラダを入れ絡め、ご飯の上にかけた。だいぶ前に作ったアチャールも添えて、美味しくいただいた。
食後、部屋を整理整頓してからまた外出。図書館に寄ってから、デパ地下をめぐって、クッキー以外にクリスマスのギフトとして良い品はあるか見て回った。
それはそれは色々な物が様々な価格で販売されていて、どれも美味しそうなことには変わりなかった。
しかし人が多い。かなりご年配の女性が特に。きっとご結婚されているか、年金で暮らしているか、いずれにしても裕福そうなマダムたちばかり。彼女たちをターゲットにした一等地の土地代が含まれた値段のお菓子を、今の私が買おうとしたら少々背伸びすることになる。デパ地下にも、お手頃な品はあるが、私自身が「食べたい」と、ときめくものではなかった。
それに体調を崩しやすい冬は、特に健康に気を使う。栄養の質が高く「健康的である」というのは、大前提。だから、いくら美味しいと分かっていても、原材料の一番目と二番目に「砂糖」と「小麦」と記載されているものは、問答無用で候補から外される。
小難しくも、あくまで等身大の私からのプレゼント……。となると、もちろん手造りがベストだけど、スィーツ作りはこれから経験値を上げていくとして、今回は、朝立ち寄った近くの焼き菓子屋さんに決定。
正直、家から激近だから、プレゼントとして妥当なのかどうかと迷う部分があった。けど店員さん曰く、「普段は土日しか営業していなくて今日は(「最近は」の聞き間違いかも)特別営業している」とのこと。近くてもなかなか行けない店の品、ならばプレゼントにも良し、と確信。クッキーは大き過ぎず小さ過ぎずちょうどいいサイズ感で、一個百縁以下。同じのを複数枚買えば割安になるけど、そ・こ・は、なるべく全種類差し上げたいというのが、私のサンタとしての細やかなこだわり。
ツリーの下に忍ばせ、朝、みんなの反応を煙突の穴から伺うのが楽しみ。