【3】明けましておめでとうございます
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
さて、小晦日から三ヶ日まで月経周期と重なった今年の正月。今日から3日間、気持ちにゆとりを持ちながら、優雅に過ごします。
年末年始と言えば、幼い頃から飲食業で仕事をしてきた私。年末年始に仕事をしないというのは、いつぶりだろうか。小学校低学年、か。
正月に仕事以外何をすればいいか、検索してしまった。お節を食べる、お雑煮を食べる、初詣......。そうでした。仕事がなくても、色々あるんでした。
やることは色々あるけど、今は、別に家族に合わせる必要もない。独りだから、なーんにもしないでベッドの中で映画を観ていても、罪悪感を感じなくて済む。この気楽さは極上。
ということで、映画『blank 13』を観た。家族って、綺麗事じゃ済まされない。主人公が父親の葬儀で言った「大嫌いです。でも、少し好きな気もします。」に要約できる。そういう親子関係もある。
昨夜、ナッツとバナナチップスとベリーを食べ過ぎて、お昼になっても腹が減らず。
米と一緒に炊いたポテトに、キヌアや、紅白なます、カリフローラ、ネギの醤油漬けを加えサラダにしていただいた。これが、美味しい。
今日、思いがけず、ドイツ製のガラス容器「WECK」の容器を初めて手に入れた。以前から気になっていたけど、日本だと割高な価格で手が届きづらかったから、とても嬉しい。しかもドイツ人のハウスメイトからいただいたものだ。彼女もドイツ人の友達からそれを譲り受けたらしい。何人ものドイツ人の手に渡ったドイツ製の保存ガラス容器。これに何をいれよう。
彼女が、空になった瓶のラベルが簡単に取れたことを喜んでいて、そこから保存瓶の話になった。ドイツでは空になった瓶を使い回すのが普通だからラベルは取れやすいし、環境に配慮した材料で作られていることがほとんど。たまにはがし難いラベルがあるけど、アメリカ製のものが多い。日本もその影響を受けてるのだろう、と言っていた。なるほど、と思っていた。日本では西洋のことを「欧米」と一括りにすることがあるが、欧州と米国の差を実感する瞬間は多い。
なますは神奈川産の味一番という大根と、香川産の金時人参の千切りを半日乾かし、粟の国の塩を少々まぶし、冷凍しておいたものを解凍。解凍の間に出た汁を飲んだら、旨味が感じられ、全部飲み干した。
夜、ハウスメイトが虎屋の羊羹「窓」をお裾分けしてくれた。こんなモダンで色鮮やかな羊羹は生まれて初めての体験!
米の粒のような、つぶつぶした食感が印象に残った。